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 体脂肪率が5.0%になった。市販の体重計/体組成計を使っているが、その表示される最低値が5.0なので、もしかすると4%台なのかもしれない。中高生の頃もふくめて、いまが一番低い。
 体脂肪率は低ければ低いほど良いとはおもわない。しかし大方の人間はじぶんの体脂肪を憎んでおられ、その数値を下げることで目標とする体型に近づけたいと願っているように感じられる。そのような方々に食生活に対する助言を拙著『馬は花、消化はエネルギー』にのこしてあるので、興味があれば参考にされたし。
 5.0%の人生最低値だが、いきなりここに達したわけではない。たとえば去年一年間の平均体脂肪率は6.1%であった。その前年は8.3%、さらにその前は9.1%、11.3%とさかのぼる。このままいくと今年は5.6%になるだろう。
 体脂肪率を下げようと努力してきたのではないから、これが面白い。からだの感覚に従って、じぶんの心地よい、より機能的であってコントローラブルなからだに仕上げる研磨をつづけた結果、この数値になった。ゆえにその数値自体にはおおきな意味はなく、人によっては、たとえば、15%であってもまったく問題ないだろう。もう何年も前になるが、朝青龍のトレーニングに付き合ったことがある。とても魅力的な方であった。そのときの彼の体脂肪率は20%前後だったと記憶する。中年の男性としては平均的か、またはすこしリラックスボディといったところか。体重の方は100キロを超えていて、これは常識的には肥満の部類にはいる。しかしながら文字通り、跳ぶように駆けていた。パワーと爆発力が凄まじい。横綱恐るべしである。このように、数値だけですべてを判断することはできない。
 どのような体型を好むか、理想的とするかはそのときの環境に依存する。だいたいのひとは横綱と四つ相撲を組む必要はないだろうし、ランウェイを歩くわけでもない。そこで大切な指針が、じぶんのからだの感覚だ。「調子はどうだ?」とじぶんに問うことをすすめる。答えは自ずとかえってくる。想像以上に、からだは運動することを求めているし、健康的でありたいとおもっているものである。